- 健康的にダイエットを成功させたい。
- 身体の不調を改善したい。
- 水を多く飲むと健康になるメカニズムを知りたい。
こんな悩みを解決できる記事を作成しました。
今回は、血液の状態とダイエットの関係についてお話ししたいと思います。
結論、十分に水分補給することで血液をサラサラな状態にし、ダイエット効果も得ることができます。
血液の状態が悪くなると、その働きが低下し、体に様々な不調や病気を引き起こす可能性があります。
特に、血液がドロドロになると、太りやすくなるということをご存知でしょうか?
加えて免疫力や美肌効果も低下し、病気や肌荒れ等の原因にもなり得ます。
そこで、血液の状態を改善する方法として効果的なのが、「水分補給」です。
著者は水分を十分に摂るようになって、肌質が改善し疲れにくい身体になりました。
この記事の前半では、血液がドロドロになる原因と危険性、そして血液をサラサラにする方法を紹介します。
さらに後半では、具体的にどのように水分補給をすればよいのか、水分補給を習慣化するためのコツをご紹介します。
この記事を読んでいただければ、あなたも水分補給でダイエットを成功させ、健康的な身体を得ることができるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
血液がドロドロになるとどうなる?
結論、血液の巡りが悪くなり、必要な栄養素が運べなかったり、不要な老廃物を排出できなくなることで不健康になります。
まずは、血液がドロドロになるとどういうことが起こるのか、その原因と危険性について見ていきましょう。
そもそも血液の働きとは?
血液は、大人1人当たり約5リットルあり、そのうちの80%は水分で構成されています。
血液中には「赤血球」「白血球」「血小板」と呼ばれる細胞がありで、それぞれ酸素や栄養を運ぶ役割、免疫力を高める役割、血液の凝固を促す役割を持っています。
これらが全身を巡ることで、私たちの身体を正常に保つとても重要な役割を果たしているのです。
血液がドロドロになる原因
血液の状態は人によって異なります。
健康や食品に関するテレビ番組などでは、「血液がサラサラ」または「血液がドロドロ」と表現されているのをよく見聞きします。
これらは主に血液粘度の違いによる直感的な表現ですが、要は血液の粘度が高い場合に「血液がドロドロ」な状態であると言えます。
では、なぜ血液がドロドロになるのでしょうか?
血液ドロドロの原因は、主に以下の3つに分けられます。
- 食生活
- 運動不足
- ストレス
食生活
食生活では、脂肪分や糖分の摂りすぎが問題です。脂肪分や糖分は、エネルギー源として必要な栄養素ですが、過剰に摂取すると、血液中に余分な物質として残ってしまいます。これが、ギトギト血液やベタベタ血液の原因になります。
また、塩分の摂りすぎも血液ドロドロの原因になります。塩分は、体内の水分量を調節する役割を持っていますが、過剰に摂取すると、体内に水分を溜め込もうとする働きが強くなります。これが、いわゆる「むくみ」と呼ばれるものです。
むくみは、血液量が増えて血圧が上昇することで、心臓や血管に負担をかけることになります。
運動不足
運動不足では、筋肉の動きが少なくなることで、血液の循環が悪くなることが問題です。
筋肉は、心臓以外にも血液を送り出すポンプ機能を持っています。
筋肉が動くと、その収縮によって血管を圧迫し、血液を押し出すようにしています。
しかし、運動不足だと筋肉が動かないため、このポンプ機能が低下します。
すると、血液は重力に逆らって上昇することができず、下半身に溜まってしまいます。
これも、むくみや血流不良の原因になります。
ストレス
ストレスでは、自律神経やホルモンのバランスが乱れることで、血液ドロドロの原因になります。
ストレスを感じると、自律神経の交感神経が優位になり、ホルモンの一種であるアドレナリンやコルチゾールが分泌されます。
これらのホルモンは、緊急時に備えてエネルギーを増やすために、脂肪分や糖分の分解や合成を促進します。
しかし、長期的にストレスを感じ続けると、これらの物質が過剰に生成されてしまい、血液中に余分な脂肪分や糖分が増えてしまいます。
また、ストレスは免疫力を低下させることもあります。免疫力が低下すると、細菌やウイルスなどの外敵に対抗できなくなり、白血球が活発になってしまいます。
白血球は、外敵を攻撃するために、血管の壁にくっついたり、血小板と結合したりします。これが、白血球が粘着しやすくなる原因になります。
水分補給で血液がサラサラになるメカニズム
血液をサラサラにする方法として簡単かつ有効な方法が「水分補給」です。
血中水分量が減ると血液がドロドロになりますが、水分を多く摂ることでこれが正常になります。
また尿による排泄量が増え、老廃物を十分に身体の外に排出することができ、これも血液をサラサラにする効果を生み出すのです。
水分補給がダイエットや美容に効果的な理由
以上の、血液に関する基礎知識を踏まえ、水分補給がダイエットに効果的である理由を3つご紹介します。
血液サラサラで基礎代謝が上がる
水分補給は血液サラサラにして血流を良くする効果があり、これは基礎代謝を上げることにつながります。
要するにカロリーの消費量が増えるため、ダイエットに効果的なのです。
基礎代謝とは、私たちが何もしなくても消費するエネルギーのことです。
このエネルギーは、心臓や呼吸、消化などの生命維持に必要な活動に使われます。
血液がサラサラになると、酸素や栄養が全身に届きやすくなり細胞の働きが良くなるため、生命維持に必要なエネルギーが増え、基礎代謝が上がるのです。
血液サラサラで脂肪燃焼が促進される
水分補給は、脂肪燃焼を促進する効果もあります。
これは、血液サラサラになることで、脂肪を分解する酵素の働きが良くなるためです。
脂肪を分解する酵素の一つに「リパーゼ」というものがあります。この酵素は、酸素によって活性化される性質を持っています。
血液サラサラになると血液中にたくさんの酸素を含むことができ、また全身にスムーズに酸素を届けられます。
これによって、リパーゼの働きが活発になり、脂肪の分解が促進されるのです。
血液サラサラで免疫力や美肌効果も得られる
水分補給は、免疫力や美肌効果も得られる効果もあります。
これは、血液サラサラになることで、白血球の働きが良くなるためです。
白血球は、私たちの体を守る免疫細胞です。
細菌やウイルスなどの外敵を攻撃したり、傷ついた細胞を修復したりしますが、血液ドロドロだと白血球が粘着しやすくなり血管の壁にくっついてしまいます。
すると白血球が外敵に対応できなくなり、免疫力が低下します。また、傷ついた細胞も修復できなくなり、肌荒れやシワ、シミなどの老化現象が進みやすくなります。
これは、酸素や栄養が肌細胞に届かないことも一因です。
血液サラサラになると、白血球が粘着しにくくなり、血管の壁から離れて外敵に対応できるようになります。
すると、免疫力が高まり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
また、傷ついた細胞も修復できるようになり、肌荒れやシワ、シミなどの老化現象を予防することができます。
水分補給のコツと注意点
では、具体的にどのように水分補給をすればよいのでしょうか?
水分補給のコツや注意点をお伝えします。
どれくらいの水分量を摂取するべきか?
適切な水分の摂取量目安は、体重1kgあたり30ml~45mlと言われています。
例えば、体重60kgの人なら、1800ml~2700ml程度が目安です。
私は体重65kgのため、約3000mlを毎日摂取しています。
ただし、これはあくまでも目安であり、個人差や気温や運動量などによって変わります。
飲みすぎも悪影響を与える可能性があるため、自分の体調や尿の色などを見て調節してください。
尿の色は、淡い黄色が理想、濃い黄色や茶色は脱水のサイン、逆に無色透明は水分過多のサインです。
水分補給のコツは?
人によっては、毎日2Lの水を飲むのは苦痛に感じると思います。
そこで、水分補給を習慣付けられるようなコツをご紹介します。
先制飲水する
先制飲水とは、食事前に水を飲むことです。
これは、満腹感を得られるだけでなく、消化吸収を促進する効果もあります。
朝・昼・夕食事前に200ml程度の水を飲むとよいでしょう。
これだけで600mlの摂取量を確保できます。
決めたタイミングでこまめに水分を摂る
つい水を飲むこと忘れてしまう…なんて方は、水分補給するタイミングを決めましょう。
日中は仕事をされている方であれば、仕事が一段落したタイミング等に飲むと良いでしょう。
それによって仕事で緊張した気持ちもリセットされますし、水分も摂取することができます。
おおよその目安では、1時間に100ml飲むことで、勤務時間8時間であれば800mlの摂取量を確保できます。
仕事にメリハリをつけるためにも、1時間ごとに水を2口飲むことを意識づけしましょう。
マイボトルを持ち歩く
安価な水と言っても量が多くなれば出費がかさみます。
マイボトルを持ち歩き、その都度水道水等を補給して飲むことで、出費も最小限に健康を手に入れることができます。
また、補給した回数でその日の水の摂取量も把握できるため、あとどれくらい飲めばいいんだっけ?といった心配も軽減できます。
水道水を直接飲むことに抵抗がある方は、持ち運びやすい500mlペットボトルを常備しておくことをお勧めします。
飲み終わったらそのままゴミ箱に捨てられますし、手荷物を最小限に抑えることができます。
ふるさと納税でお得に購入できるものもありますので、是非ご自分にあった方法を模索してみてください。
おわりに
この記事では、血液がドロドロになると太りやすくなる理由と、その改善策としての水分補給を習慣化させる方法についてご説明しました。
まずは無理のない量から摂取することを意識し、徐々に健康的な身体を作り上げていきましょう!