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【忙しいあなたに】社会人が英語学習を続けられない5つの原因と4つの解決策

会社の個人目標でTOEIC点数アップを掲げてしまったな。

最初はやる気が出るけど、なかなか英語学習が続かない…

こんなお悩みを解決できる記事を作成しました。

TOEICの点数を上げたいけど、なかなか勉強が続かない。英語が話せるようになりたいけど、モチベーションが保てない。そんな悩みを抱える方は多いと思います。

この記事では、社会人が英語学習を続けられない3つの原因と、それぞれに対応する5つの解決策を紹介します。

これらの方法を実践すれば、あなたも英語学習を楽しく継続できるようになります。ぜひ最後までご覧ください!

なぜ英語学習が続かないのか?原因を5つ解説!

具体的な行動目標を立てていない

英語学習を続けるためには、具体的な行動目標を立てることが重要です。

ここでいう”行動”は、「参考書を30分勉強する」「単語を10個覚える」のように、今すぐに、あるいは特定のタイミングで着手できることを指します。「3か月後までに100点アップさせる」「1日に何時間勉強する」のような、抽象的な”願望”とは区別しましょう。

行動目標を明確にしていないと、実際になにをやるべきかがイメージできず、なかなか行動を起こすことができないという事態に陥ってしまいます。

また行動目標がないと、自分の成果や進捗を測ることができません。

なぜなら、”理想”と”現実”を比べる尺度しかなく、特に初期段階はそのギャップに嫌気がさしてしまうからです。

これらの理由から、英語学習を続けるモチベーションを下がってしまうのです。

目標を高く設定し過ぎている

無理に目標を高く設定すると、勉強を習慣化して継続することが難しくなります。

理由の一つは上述した通り、理想と現実とのギャップに嫌気がさしてしまい、モチベーションが低下してしまうからです。

もう一つの理由は、毎日続けることが難しい目標を立ててしまうことで、行動に移せなかった時に「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまうことです。

例えば、「朝早起きして30分間勉強する」という目標を立てたとします。しかし、実際には仕事や家事で忙しくて寝るのが遅く、早起きすることが難しい日もあると思います。そうすると、「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまいます。

モチベーションに頼りすぎている

最初の1週間はやる気があって続けることができるが、段々行動に移せなくなってくる、という方はモチベーションに頼りすぎている可能性があります。

なぜモチベーションに頼ることが良くないのか。それは、モチベーションには波があるからです。

きっと目標を立てている最中は「こんな理想に近づきたい!」という思いがあるため、誰もが高いモチベーションを持っている状況のはずです。

そのモチベーションを基準にして目標を決めると、忙しかったり疲れたりした時にモチベーションが下がり、行動に移すことができなくなってしまうのです。

勉強するタイミングを決めていない

英語学習を続けるためには、勉強するタイミングを決めることも大切です。

なぜなら、タイミングを決めていないと後回しにしてしまったり、そもそも忘れてしまうことがあるからです。

勉強するタイミングを決めておくと、英語学習を日課の一つに落とし込むことができ、後回しや忘れることを防ぐことができます。

上達が実感できない

英語学習を続けるためには、上達が実感できることも重要です。「勉強しているのに成果が出ない」となると、モチベーションも下がってしまいます。

ただ、例えばTOEICの場合は、勉強を続けていたとしても初期段階ではなかなか点数が上がらない方が多いと思います。

なぜなら、勉強した範囲が試験に出題されるとは限らないからです。

普通は勉強した分だけ成績が線形で上がるイメージを持ちますが、実際は2次関数的に上昇していきます。

試験というのはそういった運の要素も含まれるため、ある程度の範囲を網羅した時にようやく努力が成果に表れる、ということを理解しなければなりません。

英語学習を続けるためのコツを4つ解説!

では、英語学習を続けられない5つの原因に対応する3つの解決策を解説します。これらの方法を実践すれば、あなたも英語学習を楽しく継続できるようになるでしょう。

行動を具体化する

上述のとおり”願望”を持つだけでなく、”行動”を目標に落とし込むことが重要です。この行動目標を立てる時のポイントを解説します。

  • 願望の実現に効果的か?:その行動を続けられれば、願望を達成できるかどうか、確認しましょう。
  • 自分が望む行動か?:やりたくない行動は続きません。自分がやりたいと思える行動か、検証しましょう。
  • 実効可能な行動か?:自分の能力を上回る行動は、難しくて続けることができないため、これも確認しましょう。

例えば、「3か月後にTOEIC600点を目指す」という願望がある方に対して、「1日にTOEIC公式問題集を30分間読む」という行動目標が適切かどうか、以下のように検証します。

  • 願望の実現に効果的か?:この本の内容は”~650点目安”と書いてある。また毎日30分続ければ2が月程度で読み切れそうだ。
  • 自分が望む行動か?:問題集を読み始めれば自然と集中できる。講座などで人に教えてもらうより、自分で黙々と勉強する方が好きだ。
  • 実効可能な行動か?:内容を見たが、そこまで難しくなさそう。また夕方にテレビを見ている30分間を勉強に当てれば時間を確保できそうだ。

このように行動を具体化すれば、自分が何をすべきかが明確になり、実行しやすくなります。

目標を低く設定する

前項で決めた行動を、あえて低く設定し直しましょう。

理由は、行動を起こす確実性を上げ実際に実行することで、その達成感を脳に覚えさせるためです。

例えば前項と同様に「TOEIC公式問題集を30分間読む」という行動目標の場合、「TOEIC公式問題集を開く」のような感じです。

本を開くだけなら、誰でもどんなに忙しい日でも達成できそうですよね。開いた段階でその日の目標は達成した、と心のスタンプカードにハンコを押しましょう。

その後勉強を続けるかどうかは、その日のコンディションやモチベーション次第でやってもやらなくても問題ありません。

このように目標を低く設定し確実に実行することで、自分が達成できるという自信が持てます。

そんな低いレベルの行動をして意味があるの?

と疑問に思う方もいると思いますが、簡単な行動でも達成感を味わうことで脳内に快楽を感じさせるドーパミンが分泌され、脳が”また同じ行動を起こしたい!”と自然に考えるようになります。

これが繰り返されることによって、行動を自然に起こすことができるようになる、というのが習慣化のメカニズムになります。

簡単な行動でも習慣化できれば、その次に起こす行動のハードルはより低くなっているため、結果的に難しい行動も習慣化できるようになるのです。

行動を実行した時点で祝福する

前項で解説した通り、英語学習を習慣化するためには、脳にその欲求を覚えさせることが重要になります。

既に定めた英語学習の行動目標を達成したら、自分で自分を祝福しましょう。祝福の方法の例をご紹介します。

  • ガッツポーズする。
  • 「よくやった!」「よし!」など前向きな発言をする。
  • にっこり笑う。

(恥ずかしいと思う方は、人目に付かないところでこっそりやってみてください。)

自分にあった祝福の方法を探すには、例えば大学受験に合格した時を想像してみてください。その時に取る行動は自分が本当に喜びを感じた時の行動であり、脳もそれに応じて快楽を感じるようになります。

このように行動を実行した時点で祝福すれば、脳にその行動を起こすことが心地よいことだと刷り込ませられるため、英語学習のモチベーションを維持する効果があります。

勉強するきっかけを設定する

人が行動を起こすには、必ずそのきっかけが存在します。例えば、「信号が青になれば、アクセルを踏む。」「雨が降ったら傘をさす。」などです。

英語学習を習慣化する際にも、勉強を始めるきっかけを設定することが重要です。

この時、きっかけの最後にくる動作に着目してください。

理由は、きっかけの最後尾をピンポイントで捉えることで、習慣は身に付きやすくなるからです。

例えば、「仕事の後に30分間勉強する」というきっかけは、最後尾が曖昧になっています。

仕事の後といっても、終業後PCを閉じ、電車で帰り、家についてイスに鞄を置く等々、人によって様々な動作があると思います。

自分がいつもどのような動作を行っているか頭の中でシミュレーションし、スムーズに勉強に取り掛かれそうなタイミングの直前の動作を見つけましょう。(例:帰って手を洗った後。鞄の荷物、机の上をモノを片付けた後。)

このように勉強するきっかけを設定することで、より習慣化できる可能性が上がります。

まとめ

この記事では、社会人が英語学習を続けられない3つの原因と、それぞれに対応する5つの解決策を紹介しました。以下にまとめておきます。

  • 具体的な行動目標を立てる
  • 目標を低く設定する
  • 行動を実行した時点で祝福する
  • 勉強するきっかけを設定する

これらの方法を実践すれば、あなたも英語学習を楽しく継続できるようになるでしょう。英語学習は一日や一週間で結果が出るものではありません。長期的な視点でコツコツと積み重ねることが大切です。

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