習慣化のキホン

【行動習慣化のコツ】目標を小さく刻むことで挫折を予防する。

自己実現のためにどんな目標を立てればいいの?

挫折しない目標の立て方を知りたい。

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

今回は行動を習慣化させるコツとして、「目標を小さく刻む」方法をご紹介します。

記事前半では「目標を小さく刻む具体的な方法」を、後半では「目標を小さく刻む3つのメリット」を解説するので、じっくり読み込んでくださいね!

「目標を小さく刻む」とは?具体的な方法を解説

「目標を小さく刻む」とは、長期・中期・短期の時間軸で目標を設定することです。

具体的には、3か月・1か月・1週間の3時点で設定します。

長期目標:3ヶ月未満 - 実際に成果が出てくるのはこの時期。
中期目標:1ヶ月未満 - 進捗確認のために目安の達成度を設定する。
短期目標:1週間未満 - 何をするのか具体的な行動を決める。

例えばダイエットを実現したい方の場合、以下のような設定になります。

長期:6キロ体重を減らす。
中期:2キロ体重を減らす。
短期:毎朝ウォーキングする。

ここでのポイントを3つご紹介します。

ポイント

  • 短期(1週間)の目標は、毎日実行する、より具体的な行動を設定してください。行動が明確になっていることで実行しやすく、また行動の習慣化を促進させます。
  • 中期(1か月)の目標は、長期目標に向けて行動レベルを修正する上で重要な指標となります。目標を達成できていればそのまま継続すればよいですし、達成できていなければもう少し運動量を増やす、という判断が可能になります。
  • 長期目標が3か月では、短いと思う方もいるかもしれません。ただ、人は大きな夢を想像するとそれだけで達成した気分になってしまうため、あえて短めに設定しています。

以上のように、目標を小さく刻んで設定しましょう。

ではこの方法によってどのようなメリットがあるのか、次に解説します。

「目標を小さく刻む」3つのメリット

目標を小さく刻むことのメリットを3つご紹介します。

1.目標が具体化されることで、行動を続けやすくなる

目標を小さく刻むことで、行動を起こす心理的ハードルが低くなります

なぜなら、目標が具体化されゴールまでの道筋が明らかになるからです。

登山で例えると、「頂上まで登る」という曖昧な目標だと最適なルートが分からず迷ってしまいます。

一方、頂上までの登山ルートが看板で示されていると、どこに進んでいいか迷うことが減り、進み続けることができます。

このように目標を小さく刻むことが、行動を続けることに役立つのです。

2.目標を大きく設定してしまうことを防ぐ(無理な目標を設定して挫折することを防ぐ)

目標を一つだけ設定しようとすると、それが達成可能な難易度なのか判断ができず、難しい目標を立てがちです

理由は1と同じで、ゴールまでの道筋をはっきりと意識できていないからです。

例えば「1か月で5キロ痩せる」と目標を立てた場合、実際どの程度の努力が必要なのか計算してみると、以下の通り毎日約23km走る必要がありとても達成できそうにないですよね。

脂肪1㎏を燃やすには約7,000kcalの運動が必要とされているため、35,000kcalの消費が必要です。これをランニングで消費しようとすると、50㎏の人が1km走って50kcalと言われているため、単純計算で700km、毎日約23km走るということになります。
(基礎代謝が上がってランニング中以外でも消費カロリーが上がるという副次作用もあるため、実際にはもう少し楽なはず。)

目標を小さく刻むことで、次へのステップがどれほど高いのか明確になるため、このように無理な目標を立てることを防ぐことができます。

3.小さい目標の達成を繰り返すことで、自己肯定感を上げることができる

目標を小さく刻むと、それを達成する度に自己肯定感が上がります

これによって行動を起こすこと自体をポジティブに捉えられるようになり、また次の行動を起こせる…という好循環が発生し、自己実現に大きく近づいていきます。

まとめ

この記事では、習慣化のコツとして「目標を小さく刻む」方法をご紹介しました。

これ以外にも、自己実現のための習慣化について発信していますのでチェックしてみてください。

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